薪ストーブと樹種
今回のブログでは、薪ストーブで使う”樹種”についてになります。
薪ストーブで、よく”針葉樹は燃やしてはいけない”という話を聞くことがあります。
これはお使いのストーブによっても異なりますが、近年のクリーンバーンなどの燃焼方式が採用されているストーブでは、必ずしも針葉樹は燃やしてはいけないということはないと私は思っています。
しかし一方で、”針葉樹ばかりを燃やしている”という状態は避けたほうがいいとも考えています。
杉や松などの針葉樹は、燃焼した際に”短時間で高温になり、早く燃え尽きる””油分が多く、煤が付きやすい”といった特徴があります。
煤の付きやすさで考えると針葉樹をメインで燃料として用いるのは避けたほうがいいでしょう。
実際にお客様のところで煙突掃除に伺った際、針葉樹だけを燃やしているという方(もらい物の建築の端材などの場合が多いです。)の場合、体感ですが”軽くふわふわとした煤がたくさん付いている”というイメージがあります。
しかし、短時間でよく燃えて、熾火になりやすいので”着火時~ある程度ストーブ炉内の温度が上がるまで”は、針葉樹を使うのも手だと思います。
- 針葉樹
- 火付きがいい
- 短時間で高温になる
- 燃え尽きるのが早い
- 軽くふわふわとした煤が煙突に多く付きやすい
- 広葉樹
- 密度が高いため、火付きは悪い(着火時には不向き)
- 薪が長持ちする
- しっかり乾燥している場合、煤が付きづらい(吸気量が適切な場合になります)
薪に関しては、樹種よりも、薪の乾燥に気を付けるのがいいと思います。
しっかりと乾燥した薪を使うことは煙突掃除の頻度を抑えることにもつながりますので、結果節約につながる場合もあります。
乾燥が悪い薪を燃焼させると、クレオソートというタール状の物質が煙突内などに付着することになります。
このクレオソートは可燃性がありますので、煙突に大量に付着すると、火の粉が煙突内に飛んだ際などに煙突内で火事が起こる”煙道火災”の原因となります。
煙道火災ではドラフト効果によりどんどん新しい空気が送られてしまいますので、煙突自体がかなりの高温になります。
煙突トップからも炎が噴き出し、近隣の方へ不安を与えることにもなるので、薪はしっかりと乾燥したものを使い、定期的な煙突掃除を行いましょう。

